EG(エンカウンターグループ)について

EG(エンカウンターグループ)について

エンカウンターグループとは

一社)兵庫県カウンセリング協会(以下、「兵カ協」)は、C.ロジャーズの「パーソンセンタードアプローチ」のカウンセリング観に基づいた、エンカウンターグループ(以下、「EG」)を定期的に開催しています。
「エンカウンター」とは「出会い」を意味する、C.ロジャーズが提唱した心理療法です。
5人から10人程度のグループで、メンバーの自発的な言動により進行し、グループ体験のなかで自己理解・相互理解を深め、自己の成長や人間関係の改善をめざすものです。
グループから生まれる言葉によるベーシックEGと、エクササイズを通した構成的EGがあります。

(写真:ベーシックEGの風景)

 

兵カ協では、グループ体験を通して自己理解及び他者理解を深め、カウンセリングの基本である『傾聴』『共感』などの態度を身につけ、人間関係の改善と促進の方法を学び、いじめ・不登校・発達障害・虐待・DV・介護・うつ傾向・ひきこもりなど、現代社会の諸課題の解決に役立てることや、カウンセラーの資質向上を目的としています。

 

★ロジャーズのパーソンセンタードアプローチ(PCA)とは
アメリカ合衆国の臨床心理学者、カール・ロジャーズ(Carl Ransom Rogers1902〜1987)によって提唱されたカウンセリング観。
個々のクライエントを尊重し、誠実で共感的な支援関係を重視する。

体験者の声

■メンバー時代、世話人時代、他団体への参加も含め、幾度もグループ体験を重ねてきましたが、一度たりとも同じ体験はありませんでした。「人と出会う」ことが「自分と出会う」ことでもある「出会いの旅」は、私の「『自分探しの』へのこころの旅」でもあります。

 

■人が仮面を外してたくさんの心を言語化する、それを神経を集中させて聴かせていただく。人によって傷つくこともあるが人によって癒やされ、学びをいただく。学ぶとはなんと楽しい行為であろう。

 

■何故この[場]にいるのか。
“わたし”に成っていくためだ。

 

■始まる時には見知らぬ人であったメンバーが、グループで共に過ごし話を聴き合ううちに、一人一人が徐々に身近で大切な存在に感じられ、終盤を迎えるころには親しい友人のように別れがたさを感じている。そうした人と人との暖かな心の触れ合いがとてもありがたく、私に必要なことなのだと思います。

 

■私にとって非日常の世界でのグループ体験の場のイメージは、 あるときは海の底だったり、 また別の回では繭の形をしたドームだったりします。守られた空間で周りにグループの人たちの存在を感じながらひとりの世界を味わうことができます。心の赴くままにただそこにいて、ほんとうの自分をつかまえようとしてきた、そんな気がします。

 

■「あなたは、死んでいるようだ」私が初めて参加したエンカウンターグループで言われた言葉です。当時の私は、自分の意志より他人の目を気にしすぎる状態でした。確かに自分の軸というより他人の軸に合わせていて、とても生きにくさを感じている中での「あなたは、死んでいる」の言葉でした。強烈な初めてのグループ体験となりましたが、同時に素直に語れる場としての魅力も感じました。

 

■自分を語りながら、それに返してくれる言葉を聴きながら、メンバーの話やメンバー同士のやり取りを聴きながら、自分の中に起こってくる思い、感情に向き合う。それは決して楽しいとばかり言えることではなく、泣いたり怒ったりの辛く悲しいことでもある。でもそれを味わっているうちに得られる「気づき」。これを私は「『私』に出会う」と言いたいのですが、これに惹かれて私はワークに参加し続けてきたのだと思います。

 

(「出会い創造V」より一部抜粋)